EU圏内でのEC販売を拡大する日本企業にとって、イタリアは大きな市場です。しかし、イタリアでのVAT登録には他のEU加盟国にはない独自のハードルが存在します。それが「財務保証金(Bank Guarantee)」の問題です。
本記事では、イタリアVAT登録の仕組み、なぜ高額なコストが発生するのか、そしてOPTIがどのようにしてそのコストを大幅に削減しているのかを解説します。
イタリアVAT登録の基本
EU域外の企業(日本企業を含む)がイタリアでVAT登録を行う場合、「税務代理人(Fiscal Representative)」の任命が義務付けられています。これは他のEU加盟国と同様ですが、イタリアでは税務代理人に対して追加の要件が課されています。
€50,000の保証金問題
2025年以降、イタリアの税務当局(Agenzia delle Entrate)は、EU域外企業の税務代理人に対し、€50,000(約800万円)の財務保証金の提出を義務化しました。この保証金はVIES(EU域内取引情報交換システム)への登録・維持に必要で、有効期間は36カ月です。
この保証金は銀行保証