越境ECでAmazonアカウントが凍結される前に!税務・規制対応チェックリスト
「ある日突然Amazonアカウントが停止された」──税務・規制未対応によるアカウント凍結は年々増加しています。VAT・EPR・GPSR・Sales Taxのチェックリストで今すぐ確認を。
越境ECセラーにとって最大のリスクのひとつが、Amazonアカウントの突然の停止です。売上がゼロになるだけでなく、在庫が倉庫に留め置かれ、資金も一時凍結される──復旧まで数週間〜数カ月かかることもあります。
アカウント停止の原因として近年急増しているのが、税務・規制未対応によるものです。VAT登録番号の未提出、EPR登録番号の未登録、GPSR認定代理人の未設置……これらはすべて、Amazonのルール上、出品停止の対象となります。
Amazonが確認する主な規制・税務事項
EU向け販売
| チェック項目 | 対象国 | リスク |
|---|---|---|
| VAT登録番号の登録 | ドイツ・フランス・イタリア等 | 出品停止 |
| EPR登録番号(包装材・WEEE等) | ドイツ(LUCID必須)等 | 商品停止 |
| GPSR認定代理人の設置 | EU全域 | 全出品停止 |
| IOSS番号または個別VAT登録 | EU全域 | 税務違反リスク |
英国向け販売
| チェック項目 | リスク |
|---|---|
| UK VAT登録番号の登録 | 出品停止 |
| UK WEEE登録 | 商品停止 |
| UK EPR(包装材)登録 | 商品停止 |
米国向け販売
| チェック項目 | リスク |
|---|---|
| Sales Tax Nexus状況の確認 | 州税務当局からの追徴 |
| EIN(雇用者識別番号)の取得 | Amazon支払い保留 |
アカウント凍結の典型的なパターン
パターン①:VAT登録番号の期限切れ
取得したVAT番号には有効期限や定期確認があり、申告を怠ると番号が無効化されることがあります。Amazonはこれを定期チェックしており、無効番号のセラーは出品停止となります。
パターン②:LUCID番号の未登録・期限切れ
ドイツ包装法のLUCID登録番号は年次更新が必要です。更新忘れによる失効でドイツ向け全商品が停止されるケースが急増しています。
パターン③:GPSR認定代理人の情報不備
2024年12月の施行後、GPSR情報が未入力または不完全なセラーへの警告が相次いでいます。認定代理人の住所・メールアドレスが正確に登録されているか確認が必要です。
今すぐできる3つの対策
- 現状の棚卸し:販売国・商品カテゴリ・使用している包装材を一覧化し、必要な登録を特定する
- 登録番号の有効期限管理:VAT番号・EPR登録番号の有効期限をカレンダーに登録し、更新を忘れない体制を作る
- 専門家への定期確認:年1回、越境EC規制の変更点について専門家のレビューを受ける